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家づくりで注目の「リビング階段」とは?メリットとデメリットを解説

公開日:2025/05/15 更新日:2025/05/09
リビング階段

注文住宅を計画する中で、間取りの工夫は住み心地を大きく左右します。中でもリビング階段は、家族のつながりやデザイン性の面で人気のある選択肢です。一方で、注意すべき点もあるため、採用するかどうかは慎重に判断したいところです。今回はリビング階段のメリットとデメリットを分かりやすく紹介します。

リビング階段とは?家族のつながりを生む住まいのかたち

リビング階段とは、文字どおりリビングスペース内に階段を設ける間取りのことを指します。一般的な廊下に設置される階段とは異なり、家の中心ともいえるリビングに階段があることで、家族の動線が自然と交わりやすくなります。

外出や帰宅の際に必ずリビングを通ることになるため、家族同士の顔を合わせる機会が増えるのが特徴です。このような構造は、とくに子育て世代の家庭や家族とのコミュニケーションを重視したい家庭から注目されています。

また、階段を空間の一部として取り入れることで、開放的でスタイリッシュなインテリアを実現できる点も魅力です。設計の工夫次第で、機能性とデザイン性の両立が可能となるため、注文住宅において人気のあるプランのひとつとなっています。

リビング階段を取り入れる4つの魅力

リビング階段は、ただの動線ではなく、家族の暮らし方や空間の印象まで変えてくれる魅力的な間取りです。ここでは、リビング階段を取り入れることで得られる主なメリットをみていきましょう。

自然と家族が顔を合わせる暮らしに

リビング階段の最大の魅力は、家族同士がすれ違う機会が自然と増えることです。階段が廊下ではなくリビングにあるため、外出や帰宅の際に必ずリビングを通ることになります。子どもが学校から帰ってきたタイミングや家族の誰かが出かける瞬間に「ただいま」「いってらっしゃい」の声が交わされるようになります。

意識しなくても日常的に会話が生まれることで、家族間のコミュニケーションが自然と深まる空間になるのが、リビング階段の大きなメリットです。

開放感があり洗練された印象に

リビング階段を設けることで、室内に奥行きが生まれ、リビング全体が広く感じられます。階段が空間の一部として組み込まれることで、壁で仕切られた間取りよりも視覚的にゆとりをもたせることが可能です。

また、デザイン性の高い階段を採用すればそれ自体がインテリアのアクセントになり、リビングの印象をぐっと引き上げてくれます。スタイリッシュな空間づくりを重視する人にとって、リビング階段はとても魅力的な選択肢です。

吹き抜けとの組み合わせでより開放的に

吹き抜けのある家を希望する方にとって、リビング階段との相性は抜群です。階段と吹き抜けが一体化することで、空間全体がより明るく開放的になり、家の印象もグレードアップします。光や風の通り道ができ、自然と心地よい空間が広がるのも魅力のひとつです。また、デザイン次第ではモデルハウスのような洗練された雰囲気に仕上げることができ、来客時にも自慢したくなるような住まいに仕上がります。

上下階の移動がスムーズに

リビング階段は、廊下を経由せずに1階と2階を行き来できる点も便利です。日常的に何度も移動する家庭では、階段がリビング内にあることで家事の動線もスムーズになり、無駄な移動時間を減らすことができます。たとえば洗濯物を2階の部屋に運ぶときや子どもを呼びに行くときなども、階段が近くにあることでストレスなく移動できるのが魅力です。暮らしの中のちょっとした便利さを実感できる工夫です。

リビング階段を取り入れる前に知っておきたい注意点

リビング階段はおしゃれで機能的な一方で、住み始めてから気づく課題もあります。ここでは、リビング階段を導入する際に注意すべきポイントをみていきましょう。

暖房効率を落とさないための工夫を

リビング階段のある空間は天井が高く、上下の階がつながっているため、冷暖房の効きが悪くなりがちです。とくに冬場は暖かい空気が上へ、冷たい空気が下へと流れてしまうため、1階が寒く感じることもあります。

これを防ぐためには、階段手前に仕切り戸を設けたりロールスクリーンを活用したりするなど、空気の流れをコントロールする工夫が有効です。断熱性や気密性に優れた家づくりを目指し、快適な室内環境を保てるように配慮しましょう。

階をまたぐ音やにおいに注意

リビング階段は上下階がつながっている構造のため、音やにおいが広がりやすくなります。1階でテレビを見ている音や調理中のにおいが2階まで届いてしまうこともあるでしょう。生活音が気になる人にとっては、静かな空間が保ちにくいと感じることがあるかもしれません。防音性の高い建材を選んだり、キッチンと階段の距離をとったりするなど、設計段階での対策を検討することが大切です。

家族の距離が近すぎると感じることも

リビング階段は家族の交流を増やす一方で、思春期の子どもなどには「自由に過ごしにくい」と感じられることもあります。帰宅時に必ずリビングを通ることで、プライバシーが保たれにくくなり、かえってストレスになる可能性もあるのです。家族のライフステージが変わっても快適に過ごせるように、リビング階段が将来的にも生活に合うかどうかをじっくり検討することが大切です。

まとめ

リビング階段は、家族のつながりを自然に育む住まいの工夫として多くの支持を集めています。空間に開放感やデザイン性をもたらす一方で、冷暖房効率やプライバシーといった点には注意が必要です。メリットとデメリットの両面を理解し、暮らし方や家族構成に合った設計を選ぶことが何より大切です。長く快適に住み続けるためにも、将来を見据えた視点で導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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