夢のマイホームの建築を考えた場合、間取りのほかに大切なことがあります。それは、予算です。予算は、今後の家計にもとても影響力のあります。今後の生活が苦しくならないためにも、適切な予算で、住宅建築を行いましょう。注文住宅にはいったい、どのような内容で、いくらくらいかかっているのか、内訳を見ていきます。
注文住宅に必要な費用と内訳とは
注文住宅にはいったいどのくらいのお金がかかるのでしょうか。一般的に注文住宅は建売住宅に比べ、金額が高い傾向にあります。もちろん、こだわりが詰まっている注文住宅なので、金額にふさわしい内容にはなりますが、その金額は自分に合っているのでしょうか。
素敵な住宅を建てたいと、少し無理をして契約しても日々の生活がままならないのであれば、本末転倒です。今後の生活も見据え、適切な価格で、自分に合った収支バランスを組むことが大切になります。
では、注文住宅には、どのようなお金が必要なのでしょうか。注文住宅は設備によっても金額は大きく変わってきますが、まずは、必ず必要な内容として、住宅を建築するための土地の代金が必要になってきます。
土地をもっているのであれば、問題ないですが、土地は場所によって、金額が変わってきます。だいたいこのくらいだろうと思っていても希望する立地によっては、大きな誤算が生じてしまいます。
希望する立地のおおよその金額など、周辺の土地代について知識を得ることが大切になります。次に必要になってくるのが、建物代です。
建物代は、もちろん一番重要なものですが、本体を工事する費用だけではなく、外構や、電気、ガス、給排水の引き込み工事、浄化槽が必要な場合は、浄化槽の設置工事、地盤改良が必要な場所では、地盤改良の工事費が必要です。
また、場所によっては、大きなトラックを使用するため、交通整備が必要になる場合もあります。そのような費用もプラスされていくので、大まかに建物代と言っても、さまざまな内容の費用が含まれています。
もう一つ必要なのが、諸費用です。手数料や、申請や許可に必要なお金など、目に見えない費用も必要になってきます。ローンを組む方は、ローンに関係する費用も必要です。建物など、購入金額にプラスして、諸費用が10～20％かかると思っておきましょう。
注文住宅の予算決めに必要なポイントを徹底解説
注文住宅の予算を決めるには、まず自分の収入と支出を知ることが大切にです。いくら収入が多くても日々の支出が多いのであれば、住宅にかけられる金額は少なくなります。自分のライフスタイルを考え、今後どの程度、住宅にかけられるかどうか、検討しましょう。
また、ライフスタイルは変わっていくものでもあります。人生設計も頭に入れつつ考えることで、将来困ってしまう可能性も減らすことができます。現状の把握と、未来への予測、これが住宅建築の予算を決めるときに大切になります。
もう一つ大切なのが、人生の節目のお金です。人生の節目では、収入も大きく変わってきます。その点も視野に入れる必要があります。
日々の生活での費用を見直す、いい機会でもあります。現状把握は今の自分を知るよい機会なので、積極的に行ってみましょう。
注文住宅を建てる際の建築費用を節約する方法
注文住宅では、間取りや設備を自由にできる分、予算を調節するのも簡単です。
建物の大まかなデザインを手間のかからないシンプルな構造の住宅にすることで、費用が抑えられる場合があります。これは、建築する会社によっても異なりますが、住宅建築は、複雑であればあるほど、人員もかかり、期間もかかります。
そうなってくると、必然的に費用もアップします。そのため、建築費用を節約したい場合には、住宅のデザインにも注目してみるとよいでしょう。
また、間取りに関しても、複雑さが増えると費用がアップします。費用をなるべくかけたくないのであれば、シンプルさを基本とし、装飾などで住宅を自分好みにしていくのもひとつの手です。
住宅を建てる土地に関しても、安い土地を探す、追加工事がない立地を探すなどの工夫ができます。そのほかには、設備のグレードを少し下げることや入居後、自分たちでできる内容であれば、自分たちで行うなど、建築費用を節約できるようアイディアを考えることも大切です。
逆に何も考えずに、ただ安ければよいという考えで建築すると、追加設備や問題解決のために費用が、より多くかかってしまう場合があります。費用を節約するためには、しっかりと考えながら決定していくことが大切です。
まとめ
住宅を建てるというのは、とても大きなライフイベントであり、多くの方が目標としているものでもあります。住宅建築のなかでも、とくに注文住宅は費用がかかると言われています。注文住宅にかかる費用はさまざまなものがあり、選択する内容によっては、とても高額になってしまう場合があります。注文住宅を建築する際には、必ず現状を確認してから予算を決めましょう。このくらいならいいだろうとたやすく思っていると、思わぬ出費で困ってしまうかもしれません。自分に合った住宅建築を行えると、とても生活が豊かになります。自分に合う、そんな住宅建築を行いましょう。
