Article

注文住宅の頭金はどのくらい必要?目安となる金額について解説

公開日:2023/05/15 更新日:2023/04/21

マイホームを持つことによって、賃貸よりも生活スペースが広くなり、のびのび過ごせることや、老後に安心できることなど、生活は大きく変わります。また、子どもがいる家庭であれば、隣近所を気にせず音を立てられることも魅力です。しかしその一方で、気になるのは予算面です。そこで今回は、注文住宅を建てるために必要な頭金について紹介します。

注文住宅を建てる際に必要な頭金の目安

マイホームは、人生最大の買い物といっても過言ではありません。商品サイズも、手に入れたことによる満足感も、ライフスタイルに与える影響も、そしてもちろん購入に係る費用もとても大きなものです。なかでも、間取りや内装、設備など至る所まで自分の好みにカスタマイズ可能な注文住宅は、満足度も費用も大きな買い物です。

そんなマイホームの購入にあたって、資金計画は欠かせません。多くの人は住宅ローンの利用を検討することになるでしょう。住宅ローンを利用する場合には、頭金をいくら用意するかも資金計画を構成するうえで重要なポイントとなります。

頭金とは、住宅ローンを組む際に支払う自己資金のことです。物件価格の一定割合に対して頭金を支払うことで、住宅ローンの借入額を減らし、返済期間中の金利負担を軽減できます。

たとえば2,000万円の注文住宅を購入する際に、頭金として500万円を先払いすれば、住宅ローンの総額を1,500万円に抑えられます。頭金により毎月の返済額も減り、返済に対する負担を軽くできます。

また、頭金を多く支払うことで住宅ローンの審査に通りやすくなったり、金利優遇を受けられたりするメリットを得られます。頭金は物件価格の2割前後が一般的ですが、金融機関や借り入れ条件によっては、これよりも少なくなったり、不要になったりする場合もあります。

全国の平均資金相場はどのくらい?

国土交通省住宅局がまとめた令和2年度の住宅市場動向調査報告書によると、注文住宅の住宅建築資金における自己資金比率は、平成28年度の31.8%(985万円)から令和2年度の26.8%(848万円)にかけて、全国的に年々下がり気味です。この傾向は三大都市圏(首都圏・中京圏・近畿圏)でも同様で、平成28年度37.0%(1,165万円)が令和2年度では31.2%(1,057万円)にまで減少しています。

また、同様の調査である住宅金融支援機構の「フラット35」利用者を対象とした統計では、注文住宅の頭金は597万円、住宅購入総額に対する頭金の割合は17%程度が全国的な平均となっています(2021年度集計)。ここ数年は超低金利のため、頭金を100万円未満、場合によっては0円という選択で家を建てる人もあります。頭金が貯まるまで待たず、低金利である今というタイミングで購入するというパターンです。

ただし金融機関によっては、頭金が少ないとローンが組めないこともあります。また、頭金が少ないと毎月の返済額が増えたり、返済期間が長くなったりするため、返済計画を立てる際には注意が必要です。

頭金の支払い方法や住宅ローンの返済プランとは

住宅ローンを利用して注文住宅を購入する場合、頭金は契約成立から物件完成までの間に支払うのが一般的です。支払い方法は現金が一般的で、自分の銀行口座から住宅ローンを貸してくれる金融機関に振込する形で支払います。

住宅ローンの返済は金利や返済期間によって、返済額が異なります。たとえば3,000万円の物件に対して、返済期間15年、固定金利1.5%、ボーナス返済0円という条件で住宅ローンを組んだ場合、頭金0円の場合、全期間で支払う利息は352万円です。頭金を500万円用意した場合は59万円、1,000万円用意した場合は118万円、利子を削減できます。

毎月の返済額は、住宅ローン以外のローンも含めた返済金が、収入の25%以内におさまることを目安とすると、リスクを下げられます。

住宅ローンの審査に通るために必要な金額と返済のポイント

住宅ローンには「審査」があり、借入希望者の勤め先や年収、勤続年数などを総合的に判断して、十分に返済能力があるかどうかジャッジを受けることになります。

審査ではいくつかの指標が用意されています。年収に占める年間返済額の割合や物件価格に対する借入金の割合、借入限度額などの指標と照らし合わせて、返済が可能であると認められたときに住宅ローンの融資を受けられます。一方、返済負担が大きいと判断された場合には希望額から減額されたり、審査から落とされてしまったりすることがあります。

無事に審査をパスした場合でも、住宅ローンで借りられる金額と無理せず返せる金額はイコールではないことにも注意が必要です。ローン返済予定期間に起こり得るイベントに備えて、ある程度の余裕をもたせることをおすすめします。

住宅にかかる費用であれば、建築中に素材や仕様をアップグレードしたいときの追加費用や、家具や家電などの費用、引き渡し後の家のメンテナンスなどが挙げられます。また、子どもの進学支援や、家族の病気やケガによる入院、親の介護など、ライフスタイルの変化や予期せぬライフイベントに備えて、手元にお金を残しておくことも大切です。

まとめ

今回は、注文住宅において頭金をどれほど用意すべきか解説しました。一般的に注文住宅購入ときにおける頭金の割合は、総支払金額の20%程度といわれています。複数の調査機関による注文住宅の頭金は全国平均600~850万円で、住宅購入総額における割合は17~27%程度です。ここ数年は低金利のため、頭金なしで注文住宅を建てる人もあります。

ただし、頭金を支払うことで金利優遇の適用や、毎月の返済額の低減・返済期間の短縮といったメリットがあるため、資金計画を立てるとときにはさまざまな角度からの見当が大切です。

Ranking Table十日町でおすすめの
注文住宅メーカー比較表

イメージ
会社名カネタケ建設サンライフ水落住建フラワーホームサンウッド新潟
特徴従業員のバランスがとてもよい!金額・デザイン・性能などの幅広い要望に対応!3Dパースをもとにしてデザインを提案!要望と予算のバランスを取るのが得意!地元に根付いた工務店として小さな困りごとから新築・リフォームまで対応!あらかじめ用意されたプランは存在せず、それぞれの家族のためだけのプランを提案!国内最高レベルの高断熱、高気密の住まいを提供!自社大工の育成にも積極的!
詳細リンク詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら